カラダ作りⅡ-5

takashi saito/ 7月 25, 2012/ トレーニング/ 0 comments

今日は、蒸し暑い日が続いていますが、皆さん体調は如何ですか?
脳と神経を筋トレで鍛える。
まだまだ。これだけで満足してしまっては困る。筋肉が太く逞しくなり、精神的にアグレッシブになる。
なんだかそれってマッチョな感じで腰が引けちゃう。そんなイメージを持っている人の誤解を解いておこう。
筋トレの目的は何もマッチョマンを作ることだけではない。脳と筋肉の連動性を鍛えることにもつながる。
ムキムキになるためというよりは、むしろ、クレバーな心身を手に入れるための手法といってもいいのだ。
筋肉と骨とをつないでいる腱の中には、センサーが備わっている。
今どのぐらい筋肉がきんちょうしているか、どのくらいの長さになっているかといった情報捉え、脳に伝えるセンサーだ。
これは、過度な負荷がかかることで筋肉が大きなダメージを受けることを防ぐため。
たとえば、高いところから飛び降りたとき、下半身がへなへなと崩れてしまった経験がないだろうか?
あれも、こうしたセンサーが働いて筋肉の緊張が強制的に解かれた結果、起こる現象。
運動不足の状態が続くと、このセンサーの働きが敏感に成りすぎて、筋肉の働きに抑制がかかりやすくなる。
だが、筋トレで、ある程度強い負荷をかけていくと、敏感すぎるセンサーが刺激に慣れ、本来の働きを取り戻すのだ。
その結果、必要以上に筋肉の力が抑制されることもなくなり、適切な力の出し方が会得できるのである。
また、1回でも筋トレを行うことで、筋肉と中枢を結ぶ神経の働きが改善されるともいわれている。
実はこれ、筋肥大よりも何よりも、筋トレ最大の初期効果(*10)のひとつ。
初回の筋トレの負荷を、筋肉から伸びた神経がしっかりと記憶する。
それくらいカラダはお利口さんだ。
で、2回目からは学習した神経が筋肉をより効果的に働かせ、カラダの動かし方が、確実にスムーズになっていく。
ひとつひとつの動作が上達し、洗練され、体が思い通りに動くようになっていく。
これは、かなり嬉しい。
筋肥大が起こり、見た目の変化が訪れるまでは、一般的には約8週間。
だが、神経系の変化は筋トレを始めたその時から起こっているのだ。
1回目と2回目の感覚の違いを是非、実感してほしい。
(*10)初期効果/筋トレの開始時期に誰にでも起こる運動効果。
同じ種目を行っても最初より楽に感じるようになる。
動きのこつを覚えるといった感覚が養われていく。

 

画像は久々に登場のコンノブラザース
では、また会いましょう。     
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