マイオカインについて
みなさんお変わりありませんでしたか!
マイオカイン
2005年デンマークコペンハーゲン大学ペデルセン教授の研究チームが発見。筋肉から(骨格筋)からホルモンが分泌されている。
現在30種類程が知られています。
※マイオカインはどの筋肉から分泌されるのか?
特定の筋肉から出るわけではなく、太もも、腹筋、力こぶなど全身の骨格筋から分泌されます。
このマイオカインがなぜ注目されているかというと大腸がん、糖尿病、動脈硬化、認知症など様々な病気予防を示唆する研究報告がなされいます。
※大腸がんの予防
大腸のがん細胞に対して自己消滅するように働きかけるマイオカインがあることがわかりました。
※糖尿病予防
肝臓の中の血液中にある糖や脂肪を分解するマイオカインがあることがわかりました。
※動脈硬化予防
血管を若く保つマイオカインがあることがわかりました。
※認知症予防
マイオカインによって認知機能を改善する物質が増加することがわかりました。
専門家によるとマイオカインの働きが完全に解明されれば、健康寿命が延び医療費の大幅な削減にも繋がる可能性があるといいます。マイオカインは、健康を維持するためにとても期待されているホルモンなんです。
※筋肉不足に注意!
筋肉量は30歳を過ぎて何もしないと毎年1%減少すると言われています。マイオカインは筋肉から分泌されるホルモンです。
筋肉が減少すれば、マイオカインの分泌も減少します。最近の女子大生の約3割が過度なダイエットなどが原因で筋肉不足と言われています。高齢者に限らず若い人でも筋肉不足は要注意です。
※マイオカインの増やし方
では、マイオカインの分泌を増やすにはどうしたらいいのか。やはり、筋肉量を増やすことが有効と考えられています。筋肉量を増やすには筋トレと食べ物の両方から行うのがオススメです。
※筋トレ
大きな筋肉がある下半身の筋肉を鍛えるのが効果的です。オススメはスクワットとデットリフトです。(プロの指導で!)
※食べ物
タンパク質が多く含まれている食べ物がオススメです。特に筋肉増加にオススメなのが牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品(乳タンパク質)です。この乳製品と一緒に食べると良いものがはちみつ・チョコレート・砂糖などの糖です。糖がタンパク質を筋肉に変わるのをサポートしてくれるからです。また、筋トレ後1時間以内に食べるとより筋肉量アップ効果が期待できると言われています。
マイオカイン中でも代表的なホルモン
※SPARC
大腸がんのがん細胞を自殺(アポトーシス)させる働きがあることが知られている。
※IL-6(インターロイキン-6)
このホルモンは体内の糖を取り込み肝臓では脂肪を分解する。つまり肥満や糖尿病を抑える効用があるのだ。
※アディポネクチン
もともと脂肪細胞や肝臓から分泌されることが知られており。脂肪を分解する作用がある。これは、糖尿病や脂質異常からくる動脈硬化を防ぐ効能が10年ほど前に筋肉からも分泌されていることが判明している。さらに、最近の研究では、これまで知られていなかった効能もあることがわかってきた。
※FGF21
肝臓で脂肪を分解。また脂肪細胞に作用し、燃焼させると考えられている。肝硬変につながる脂肪肝を改善するマイオカインだ。
まだ、動物実験のレベルですがマウスの輪回し運動によってアディポネクチンが脳内に入り込み海馬の神経の新生(新しく作られるという意味)を促すという報告がなされたのです。ストレスやうつ病、認知症になると脳神経が新生されず海馬が委縮してしまうのですが筋トレをすることによって海馬に新たな神経が増える可能性が出てきたのです。
すごいしょ!
THE ZEN CLUB K&B GYM ゴリ齋藤
ガンバレ!新しい年!!